久々の黒字決算の見込みです!
今期、支援先の創業90年を超える製造加工業者は、最盛期には400を超える同業がおりましたが、その95%以上が廃業している斜陽産業です。
過去に4.5億円程の売上を上げておりましたが、その後業績は悪化し、現在では5千万円以上の債務超過を抱えた再生中の企業です。
事業を引き継いだ社長は、「これまで企業を支えてくれている従業員に報いたい」という想いと
「業界の常識とされている従来のやり方では、企業を存続させることはできない」という危機感をお持ちでした。
長い間、資金繰り困難な時期が続いており、固定費は限界まで削減されております。
金融機関の担当者からも「枠はいっぱいです」と言われ、これ以上の借入は困難な状況です。
企業を存続させるためには、利益が必要という原則をご理解いいただき、必要な利益額を明確にしました。
それにより社長は仕事のやり方を変える決断をされました。
企業を継続させ、財務改善を行う事を決めた社長は、行き当たりばったり・成り行き任せの経営をやめ、必要な利益から逆算して、何をなすべきかを考えて経営することを目指すようになりました。