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理念と利益

「道徳なき経済は罪悪であり 経済なき道徳は寝言である」二宮尊徳

利益をのためなら何をしてもよいという考え方は、よくない事と普通に考えれば分かります。
しかし、利益を追求する為に、善くない事と知りつつ、「仕方がない」と犯罪まで冒す事件は後を絶ちません。
一方で、どんなに素晴らしい理念を持っていても、利益が出なければ企業は倒産し、多くの人に迷惑をかけます。
企業経営において、理念と利益は継続の両輪なのです。

コンプライアンス違反をする企業が後を絶たないのは、利益自体が目的となり、企業理念や存在意義が軽視されているからではないでしょうか。
体制整備で事前に防ぐこともできますが、体制整備だけでなく、理念や存在意義が言葉化され、共有され、理解されることが根本的な対策として必要ではないでしょうか。

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